第15回:FINAL FANTASY Trading Cardgame Opus Series Opening Tour FINAL トーナメントレポート

 3月4日、5日の2日間にわたり、「スクウェア・エニックス本社ビル」にて『Opus Series Opening Tour Final』が行なわれました。
 このトーナメントは各地の『Opus Series Opening Tour』の上位者のみが参加できる招待制の大型トーナメントで、参加者は全部で61名を数えました。

 初日の4日はスイスラウンド6回戦で行なわれ、デッキとしては「火氷」や「ゴルベーザ」、そして直近で大きな結果を残した「土氷」などが人気があったようです。
 なかでもおもしろいのは「ゴルベーザ」デッキで、バックアップ0枚の衝撃的なデッキ構成から大幅に進化、拡大し、さまざまなパターンのデッキが上位卓で暴れていました。

 しかし、スイスラウンドを1位で突破したしどさんはそのいずれでもなく、4属性の有用なカードを取り入れた4属性グッドスタッフともいうべきデッキでした。一見して「ゴルベーザ」のような構成なのですが、その実ゴルベーザはまったく入っておらず、多くの対戦相手を幻惑し打倒していました。

 2日目は1日目の上位12名によるシングルエリミネーションで、すべて2本先取(BO3)の形式で行なわれました。
 通常シングルエリミネーションというと8名のことが多いのですが、今回は実験的に上位進出者のボーナスとして上位4名をシードとし、残りの8名で1回戦、上位4人は次の準々決勝から出場という形式をとりました。こうすることによりスイスラウンドで上位を取るのに意味が出てくるのと、スイスラウンドで運悪く勝ち切れなかったプレイヤーの救済措置にもなります。

 さて、その2日目の内容ですが、「ゴルベーザ」を使うプレイヤーが多いものの、それぞれまったく違う構成になっており、デッキ的にはかなりバリエーションに富んでいました。また、頂点のプレイヤーたちのさらに上位12名ということもあり、実力伯仲が生み出す名勝負ぞろいの素晴らしい決勝トーナメントとなりました。

 優勝したのは「風土ゴルベーザ」を使用し激戦を勝ち抜いたmasterさんでした。masterさんのデッキはゴルベーザを使用しているものの、それに頼らなくても勝ちきれる、対応力の高い構成になっており、構築力、実力ともにハイレベルな位置にいることを見事に証明したのではないでしょうか。

 masterさんの世界大会での活躍をおおいに期待しましょう!

TOP12デッキリスト