その大会を制したのは『FF-TCG』でも全国優勝の経験がある山田雅之さんでした。前評判では「火土」や「風単」、「風土」デッキが高い評価を得ていましたが、山田さんの使用したデッキはそのどれでもなく、『時空の覇者 Sa・Ga3 ［完結編］』のキャラクターを中心にした「土水」デッキでした。
このデッキは【ジョブ（にんげん）】と【ジョブ（エスパー）】を有効に使うように組まれたデッキで、【SG2-121C】ポルナレフと【SG2-120C】ボラージュを組み合わせて何度も【SG2-121C】ポルナレフを使いまわすギミックで、盤面をコントロールしていました。

決勝戦で対戦した野村祐馬さんが使うデッキは「火水」の高速タイプのデッキでしたので、決勝戦には水がらみのデッキが2つ残ったことになります。これまであまり結果を残してこなかった水ですが、ここにきて一躍デッキ勢力争いに食い込んできたようです。

なお、決勝戦の模様は『テーブルゲームチャンネル』に動画でアップされておりますので、興味のある方はぜひご視聴下さい。

また、前述のとおりそれ以外にもたくさんのイベントが行なわれ、どれも非常ににぎわっていました。初心者講習会は朝から20名の方に参加していただき、筆記問題や○×クイズも多数の参加者の方と一緒に楽しく進行していきました。

なかでも会場のボルテージが最高潮に達したのが、サプライズで総合プロデューサーの河津氏が登場した瞬間でした。自身のサインが入ったカードコンプリートセットのバインダーと小林智美先生直筆サイン色紙抽選会のくじも引いていただき、今回のイベントを大きく盛り上げていただきました。