第2回
属性と出典の関係
『サガコンピレーション・TCG』では火風土水の4つの属性があり、すべてのカードがこれらのうちのどれかの属性を持っています。各カードの属性の決め方の1つとして、原作の雰囲気やアビリティを重視して考えています。
たとえば【SG1-007C】宮廷魔術士は火の術を使いますので、火属性のカードとしてデザインされています。また、【SG1-123U】ゆきだるまも、雪でできているということを考えれば『サガコンピレーション・TCG』の4属性(火風土水)の中では水属性となることが妥当でしょう。
しかし、『サガコンピレーション・TCG』での属性の分け方はそれが主ではありません。属性の主軸となるのは出典がどのゲームなのかになります。つまり、もとのゲームごとに割り振られる属性がすべて決まっている、ということになります。
ですので、たとえば『サガフロンティア』が好きな人は『サガフロンティア』のカードを集めれば火水でデッキが組めるようになっています。【SG1-006R】オルロワージュは火属性でありながらアビリティが水属性のCPを要求しますので、火水デッキにはうってつけのカードです。また、【SG1-097R】アセルスは【ジョブ(妖魔)】がいることで強くなりますが、『サガフロンティア』出典のカードには【ジョブ(妖魔)】が多く、そのすべてが火か水なので、無理なくアセルスを使った【ジョブ(妖魔)】デッキを組むことができます。
このように、『サガコンピレーション・TCG』ではなるべく原作のキャラクター設定に近づけつつ、ゲームとしての入りやすさと、原作ごとのデッキ構築のやり易さも加味してカードの属性を決めています。