第1回
基本ルール説明
このゲームには3つの種類のカードがあります。1つはフォワード。
このゲームは、フォワードで対戦相手にアタックし、7回ダメージを与えると勝ちになります。
ダメージを与えられたプレイヤーはデッキの1番上のカードを表向きにダメージゾーンに置きます。これが7枚貯まると負け、ということになるわけです。フォワードは右下に書かれている数字分のパワーを持ちます。
たとえばSG1-050Sジャミルならパワー3000のフォワードということになります。フォワードがアタックしたときは対戦相手もフォワードでそれをブロックすることができます。その際にフォワードは自身のパワーと同じだけのダメージをお互いに与えあいます。フォワードは自身のパワーより大きいダメージを与えられるとブレイクされ、フィールドからブレイクゾーンという場所にいってしまいます。
バックアップはカードを出すのに必要なCPと呼ばれるエネルギーを生み出すことができるキャラクターです。
カードを手札から使う際には左上に書いてある数字分のCPを支払う必要があるのですが、バックアップは横にする――このゲームではダルにする、といいます――ことでCPを1つ生み出すことができます。仮に2コストのカードを出したいときはバックアップを2体ダルにし、CPを2つ生み出すとフィールドにだすことができる、というわけです。
なお、CPを生み出す方法はもう1つあり、手札からカードを1枚捨てると2CP生み出すことができます。もし先ほど紹介したジャミルのような3コストのカードをフィールドに出す場合は、バックアップを3体ダルにするか、手札からカードを1枚捨てて2CP生み出し、さらにバックアップ1体をダルにし1CP生み出し、合計3CPでフィールドに出すことができます。
また、バックアップはCPを生み出すだけでなくいろいろなアビリティ(能力)を持っています。【SG1-074U】シャールは、フィールドにいるだけであなたのコントロールする土属性(黄色い枠のカード)のフォワードのパワーを+1000してくれる、非常に強力なカードになっています。
陣形は『スクウェア・エニックス トレーディングカードゲームシステム』の中でも『サガコンピレーション・TCG』のみに収録されている独自のカードタイプです。
このカードはフォワードのようにアタックして対戦相手にダメージを与えることもできませんし、バックアップのようにCPを生み出すこともできません。ただ、フィールドに出しておけばいろいろな効果でプレイヤーを助けてくれます。
【SG1-012U】スペルピラミッドは対戦相手のフォワードにダメージを与える場合、そのダメージを2000点増やしてくれます。ただし、陣形はフィールドに出すには陣形条件を満たす必要があります。スペルピラミッドなら自分のフィールドにキャラクターが4体いないと出すことができません。
なお、陣形は1人のプレイヤーにつき1枚までしかフィールドに出すことはできませんが、フィールドにある陣形を手札に戻して新しい陣形をフィールドに出すことができます。
キャラクターは能力を持っているものが大半ですが、その中でも特殊で強力なアビリティが2つあります。それが閃きとスペシャルアビリティです。
スペシャルアビリティはその名のとおり特殊なアビリティで、閃きとは違い赤文字で技の名前が書かれています。
【SG1-048R】シェラハは夜風の詩というスペシャルアビリティを持っています。このアビリティを使うためには、まずシェラハ自身がフィールドにいること。そしてCPを2つ払い、さらに【シェラハ】という名前のカードを1枚手札から捨てる必要があります。
フィールドにいるカードと同じ名前のカードが手札にないと使えないため、いつでも使えるわけではないところがネックですがその分、非常に強い効果になっています。
今後もこのコラムではサガコンピレーション・TCGのカードやルール、開発秘話などを掲載していきますのでお楽しみにしていてください!